■ 製品概要 |
アーキテクチャ設計支援・検証ツールIntel® CoFluent™ Studioは、 HW/SW協調設計するESL(Electronic System Level)ツールです。
システムの時間挙動をモデリングし、ハードウェアにマッピングすることでシステムのパフォーマンスを予めシミュレーション解析検証します。

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○ 背景
IoT(Internet of Things)、Wearableなど、ITシステムは様々なデバイスにより複雑化しています。
またデバイスの選択肢も増えているためコストを考慮した最適なシステムを設計するには、柔軟な設計システムが有効です。
Intel® CoFluent™ Studioは、多様なデバイスを用いた複雑なシステム上での性能シミュレーションを効率化します。
さらに、弊社ではネットワーク関連製品のサポート実績を活かし「ソフトウェア(SW)」、「ハードウェア(HW)」はもちろんのこと
「ネットワーク(NW)」技術分野を含めた横へのつながりを強化できると考えています。
例えば以下のデザインの最適化を行います。
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● 最適プロセッサの選定
例:CPU(Software Processor vs. FPGA(Hardware Processor) 消費電力やトータルコストの最適化を検証 |
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● 最適プロトコルの選定
例:CAN vs. FLEX RAY 無線プロトコルの性能をシミュレーションしBus帯域や遅延の検討
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● 最適データストア方式の選定
例:Store&Forward vs. Fragment-free vs. Cut-through
遅延と信頼性のトレードオフを検討 |
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● 最適Core数の選定
例:Dual-Core vs. Quad-Core vs. Octa-Core
それぞれ一長一短があり、どの性能を重視するか検討
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ネットワークスイッチ評価例 |
アルゴリズム評価例 |
アーキテクチャ評価例 |
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■ 紹介ビデオ
CoFluent™ の紹介ビデオは、こちらをご参照ください。 |
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■ 成功事例 |
技術分野 |
企業名 |
内容 |
100Mbps Ethernet Switch |
ジーメンス (Siemens IA&DT) |
熟練技術者によるExcelベースでのアーキテクチャの比較・検証から本ツールを使った比較・検証に変更して高速設計を実現。 |
WiMAX(IEEE802.16) |
タレス(Thales) |
低コスト、各部品の再利用を求めてCoFluentを採用。GPP(汎用プロセッサ)、DSP(digital signal processor)にするかを選定。 |
携帯電話 |
ノキア(Nokia) |
技術者の経験や表計算ソフト頼りであったMARTES(組込みシステムへのモデルベースアプローチ)から本ツールのMCSEを適用。設計当初の落とし穴を退避。 |
デジタルカメラ |
センサータ (Sensata Technologies) |
設計変更が難しい表計算シート等を使った設計から本ツールへ移行。システム設計(SoCに統合化)、DSPやFPGAなど最適なProcessorを選定。 |
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■ 機能一覧 |
機能 |
内容 |
TBM(時間挙動モデル)の作成・検証 |
SystemC/TLM2.0 LTを出力 |
PM(プラットフォームモデル)の作成 |
TBM(時間挙動モデル)モデルとマッピングしてSA(システムアーキテクチャ)に利用 |
SA(システムアーキテクチャ)の作成・検証 |
SystemC/TLM2.0 ATを出力 |
リモートシミュレーション |
複数台のPCリソース(Linux)を使ってシミュレーションを実施可能 |
システム仕様書出力 |
アルゴリズム、チャートを含む仕様書をワード形式で出力 |
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■ 対象システム |
対象 |
内容 |
SoC(System on a Chip)、SiP(System in a Package) |
チップ上のシステム設計、ASIC、ASSP、FPGA、DSPなど
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System on a board、PCB |
ボード(基板)上のシステム設計、組込み用ボード、マザーボードなど |
Noc(Network on a Chip)、 System on multi-boards |
マルチボード(ネットワーク)システム設計、車載ネットワーク、WDM装置、ATM装置など |
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■ 動作環境 |
本体Version |
6.0 |
対応OS |
Windows 7,8、RHEL 5、SLES 11 (全て64bit) |
推奨CPU |
Corei7以上 |
推奨メモリ |
8GB 以上 |
推奨ディスプレイ |
1920x1080(FHD)以上 |
対応リモート環境 |
RHEL5(正式サポート)、Linux(GNU GCC4.1 64-bit互換であれば対応可) |
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