FAQ -よくあるご質問と回答

 インストールやトライアルに関する質問

質問
回答
トライアル版インストール時にエラーが出ます。原因は何ですか? 「Die folgenden Komponenten auf dem Computer installiert」画面であれば、Visual C++のランタイムをインストールするかを聞いていますので、「Installieren」ボタンをクリックして先に進んでください。
実行時に「プロシージャエントリポイントが...XXX.dllから見つかりません」というエラーが出ます。 WinPropが正常にインストールできなかった場合に、このエラーが出力されます。WinPropを一旦アンイストールしてから再度インストールしてください。
起動時に「32 bit color depth is required for ProMan. Please change the color depth in the Windows Control panel to "True Color(32 Bit)」というエラーが出ます。 このエラーはPCの画面(モニター)の色の設定が32ビット(True Color)に設定されていないために発生します。Windowsのコントロールパネルからモニターの色をTrue Colorに変更してください。

 地図、CADデータに関する質問

質問
回答
国土地理院の標高データ 5mメッシュ(10mメッシュ)を読み込むことはできますか? 直接読み込むことはできませんが、USGS DEM、USGS BIL、GeoTIFFに変換することで読み込むことが可能です。
サポートしている地図データは何ですか? Aircom Enterprise(Nokia NetAct)
MSI PLANET (Siemens Tornado)
VDA (Alcatel A955)
Agilent Wizard
MapInfo
Arcview Shapefile
DXF 3D(建物ごとに高さ情報を定義)
DXF 2D(高さ情報のない水平面だけ)
読み込み可能なCADデータのフォーマット何ですか? AutoCAD(*.dwg)フォーマット、またはDXF(2Dまたは3D)フォーマットをサポートしています。
CADデータ作成ツールはWinPropに付属しますか? WinPropのツールの中にも建物を構築するようなCAD的ツール(WallMan)はあります。WallManはCADデータを作成するというよりもAutoCAD等で作成したデータ(*.dwg、DXF)を読み込んで、壁や天井、ドアなどの材料を指定(または変更)したり、ちょっとした構造物を追加するような使い方になります。

 OSに関する質問

質問
回答
32ビットはサポートしていますか? いいえ。64ビットのみをサポートしています。
マルチスレッドには対応していますか? 伝播エンジンのIRT(Interigent Ray-Tracing)はマルチスレッド対応です。
なお将来のバージョンでさらに対応予定です。
Linuxはサポートしていますか? はい。Linux は、RHEL /CentOS 8.2 、SLES 15 SP1 をサポートしています。

 ライセンスに関する質問

質問
回答
ライセンス形態を教えてください。 Hostedライセンス(Altair社のクラウド型ライセンスサーバーで管理する方式)とオンプレミス方式(社内にライセンスサーバーを設置する方式)があります。
毎年のライセンスファイルの更新作業が不要となり、管理しやすいことから、Hostedライセンスの利用を推奨しています。
スタンドアローンライセンスでドングルを利用した場合、ドングルの差し替えで別のPCでシミュレーションはできますか? ドングルは廃止になりました。Altair License Serverがネットワークに接続されている範囲でご利用ください。
フローティングライセンスの場合にドングルは必要ですか? ドングルは廃止になりました。Altair License Serverがネットワークに接続されている範囲でご利用ください。

 伝播モデルに関する質問

質問
回答
周波数として300MHzや400MHzはサポートしていますか? サポートしています。100MHzから100GHzまで対応可能です。
X帯(8G-12GHz)はサポートしていますか? サポートしています。100MHzから100GHzまで対応可能です。
電波の偏波特性(垂直偏波と水平偏波)を区別することは可能ですか? 可能です。アンテナ設定でPolarization(偏波)を指定します。
Dominant Path Modelとは何ですか? WinProp独自の伝搬モデルです。 3D電波伝搬モデルの一種で、複数ある伝搬経路から特徴的な経路を抽出して計算を行うことによりシミュレーションを高速に実行することが可能です。
移動するものを考慮したシミュレーションはできますか? Time Variant Moduleを利用することでシミュレーションが可能です。
レーダー(Radar)に対してシミュレーションできますか? レイトレーシングとTime Variant Moduleを利用することでシミュレーションが可能です。
Dominant Path ModelでのKnife Edge Extentionにおける回折(Diffraction)は頂点に対して何回まで行いますか? 回数としての閾値は設定していません。回折による減衰の合計が閾値以下になったときに計算を終了する方式になります。
Transmitterを複数個設置した場合のシミュレーション結果では、それぞれのTransmitters(Antennas)間の干渉(interference)を考慮していますか? 単純な伝播シミュレーションのみでは考慮していません。
ネットワークプランニングオプション(AirInterface)を利用することで考慮が可能になります。
たとえば、WiMAX、WLAN、LTEなどの選択が可能です。
MIMOはサポートしていますか? サポートしています。2×2と4×4をサポートしています。
衛星での実行例はありますか? SバンドのDVB-SH(欧州規格のデジタルTV)とGPSがサンプルモデルとして用意してあります。
衛星での劣化要因としてのサポート範囲について
・自由空間損失(Free Space Loss)
・自然地形の遮蔽(shadowing effect by the land)
・木の遮蔽(shadowing effect by the Clutter(wood、forest))
・車の遮蔽(shadowing effect by the vehicle)
・波のある海面によるマルチパスフェージング(multipath fading)の影響
・気象(雨、雪、霧など)による損失の影響は設定可能か
・自由空間損失(Free Space Loss) →サポートしています。
・自然地形の遮蔽(shadowing effect by the land) →サポートしています。
・木の遮蔽(shadowing effect by the Clutter(wood、forest)) →サポートしています。
・車の遮蔽(shadowing effect by the vehicle) →サポートしていません。
・波のある海面によるマルチパスフェージング(multipath fading)の影響 → サポートしていません。
・気象(雨、雪、霧など)による損失の影響 →サポートしています。

サポートしている劣化原因については組み合わせ可能です。
ハイブリッドシミュレーションとは何ですか? ハイブリッドシミュレーションまたはCNP(Combined Network Planning)は、Urbanシナリオの中の一部ビルデータをIndoorシナリオで置き換えてシミュレーションする機能です。
これにより、ビル内への電波の浸透具合を同時にシミュレーションすることができます。
3GPP2に対応したモジュールはありますか? あります。CDMA2000 EVDOなどに対応します。
WinPropでは、エア・インタフェース定義が柔軟であるため、対応するチップレート、帯域、キャリア帯域等を設定することにより3GGP2規格に適用することが可能です。
サポートしている壁素材の数はいくつですか? サンプルとして提供されるのは20個ですが、追加編集することができます。
建物の素材を変更できますか? 可能です。材料(素材)ごとに、周波数、厚さ、伝播損失、反射による損失、回折による損失等を定義します。

 シミュレーション結果や制限に関する質問

質問
回答
シミュレーション結果はどのくらい正確ですか? 比較資料をご用意していますので、お問い合わせください。
シミュレーションに使えるアンテナの最大数はどのくらいですか? アンテナ数はWinPropでは制限していませんが、シミュレーションするPCのスペックに依存しています。

過去の耐久試験で、1500アンテナをUrbanシナリオで4X4キロ四方、建物数として2500ビル/平方キロでシミュレーションした結果、1アンテナあたり、2分(5mメッシュ)、30秒(10mメッシュ)の計算速度でした。
PCのスペックはCPU AMD Athlon 2GHz (3200+) & 1GB RAMでした。
どんな情報を出力できますか? 受信電力、電界強度、Path Lossなどがシミュレーション可能です。また、シミュレーション結果をテキスト、XML、ビットマップに出力することも可能です。
シミュレーションできる大きさはどのくらいですか? WinPropでは、シナリオによりシミュレーションする大きさを選択可能です。
シナリオごとのおおよその目安は以下の通りです。
Rural(郊外) :2キロ四方から30キロ四方
Urban(都市) :200メートル四方から2キロ四方
Indoor(屋内) :200メートル四方以下

ただし、あくまでも目安で、その大きさまでしかできないわけではありません。ご使用中のPCスペックに依存しますがIndoorで数キロ四方、Urbanで10数キロ四方ぐらいまでは可能です。
シミュレーション結果をGoogle Earthに貼り付けることは可能ですか? 可能です。シミュレーション結果をエクスポートするGoogle Earthオプションを用意しています。
メッシュの最小分解能はどれぐらいですか? Indoorシナリオで10cmでのシミュレーションが可能でした。さらに細かい設定も可能ですが、シミュレーション時間が長くなります。
WinProp単体で、ネットワークシミュレーション(OPNETのようなこと)ができますか? WinProp単体ではできません。OPNETとの連携をさせるためのソリューションとしてPrOpNetをご用意しています。