4. Modelerについて

 質問:

Q1: プロセス、ノードなどはデフォルトで用意されていますか?
Q2: プロトコルスタックを新規に作成したり、標準モデルのカスタマイズはできますか?
Q3: モデルのカスタマイズにはC言語を用いるのですか?
Q4: OPNET関数の説明等は、文書で用意されていますか?
Q5: エラーが出た場合の対処法はありますか?
Q6: Visual Studioなどの OPNET 以外の製品を使用してモデルをデバッグすることは可能ですか?
Q7: シミュレーションの時間はどのくらいかかりますか?
Q8: ネットワーク・エディタ上で配置するノードの位置は、高さも設定できますか?
Q9: 地形情報を使用することは可能ですか?
Q10: 独自のパケットフォーマットを作成できますか?
Q11: シミュレーション結果はどのようなものがありますか?
Q12: ノードがダウンしたときのシミュレーションを行うことはできますか?
Q13: リンクのスループットを評価することはできますか?
Q14: サポートされているアプリケーションはどのようなものがありますか?
Q15: トラフィックをランダムに発生させることはできますか?
Q16: 統計値を追加することはできますか?
Q17: 統計値のデータを出力することはできますか?
Q18: 無線のシミュレーションはできますか?
Q19: 移動軌跡は、外部ファイルを取り込んで設定することはできますか?
Q20: 電波干渉については考慮されていますか?
Q21: ハンドオーバーの評価は可能ですか?
Q22: 無線シミュレーションでは、減衰も考慮されますか?

 回答:

Q1: プロセス、ノードなどはデフォルトで用意されていますか?
A1: 基本的なプロトコルは標準で用意されております。サポートするプロトコルは標準モデルライブラリをご参照ください。
Q2: プロトコルスタックを新規に作成したり、標準モデルのカスタマイズはできますか?
A2: ノード・エディタプロセス・エディタといった専用の編集ツールが用意されておりますので、自在に新規作成、カスタマイズが可能です。標準モデルのソースコードもユーザーに開示されています。
Q3: モデルのカスタマイズにはC言語を用いるのですか?
A3: C/C++をご利用いただけます。パケットの取り扱いやタイマーの設定などは OPNET 標準で用意されているAPI(OPNET関数)を利用します。
Q4: OPNET関数の説明等は、文書で用意されていますか?
A4: オンラインドキュメントが用意されています。
Q5: エラーが出た場合の対処法はありますか?
A5: シミュレーション中に出力されたログを確認することで、エラー箇所などを特定しやすくなります。また、専用のデバッガで詳細なデバッグが可能です。
Q6: Visual Studioなどの OPNET 以外の製品を使用してモデルをデバッグすることは可能ですか?
A6: はい、可能です。手順はサポートセンターにお問い合わせください。
Q7: シミュレーションの時間はどのくらいかかりますか?
A7: イベントドリブン方式でシミュレーションを実行しますので、ノード数やパケット数など設定次第で変わります。
Q8: ネットワーク・エディタ上で配置するノードの位置は、高さも設定できますか?
A8: ノードの位置は3次元での定義が可能で、高さもシミュレーションに反映されます。
Q9: 地形情報を使用することは可能ですか?
A9: 可能です。詳細は営業窓口にお問い合わせください。
Q10: 独自のパケットフォーマットを作成できますか?
A10: パケット・エディタで作成できます。
Q11: シミュレーション結果はどのようなものがありますか?
A11: グラフや表、リンク使用率によるリンクの色分け表示、アニメーションなどがあります。
Q12: ノードがダウンしたときのシミュレーションを行うことはできますか?
A12: シミュレーション開始から200秒後に障害が発生し、300秒後に復旧するといった詳細な設定が可能です。切換時間や切り換わった経路の検証を行うことも可能です。
Q13: リンクのスループットを評価することはできますか?
A13: リンク統計値[Throughput(bit/sec)]で参照することができます。リンク以外にも、アプリケーション、TCP、IPなどの各プロトコルでのスループット評価が可能です。
Q14: サポートされているアプリケーションはどのようなものがありますか?
A14: Email、FTP、HTTP、Voice、Videoなどが標準で用意されています。その他、詳細なカスタマイズが可能なCustom Applicationがあります。
Q15: トラフィックをランダムに発生させることはできますか?
A15: アプリケーションの開始時刻や送信間隔、データサイズの設定に乱数を用いることで、ランダムなトラフィックを発生させることができます。
Q16: 統計値を追加することはできますか?
A16: プロセス・エディタで統計値を追加することができます。
Q17: 統計値のデータを出力することはできますか?
A17: csv形式で出力できます。
Q18: 無線のシミュレーションはできますか?
A18: Wireless Moduleを追加することによって、無線シミュレーション、無線インタフェースを持つノードの作成、移動軌跡の定義、アンテナやモジュレーションカーブの設定などを行うことが可能です。
Q19: 移動軌跡は、外部ファイルを取り込んで設定することはできますか?
A19: csv形式で取り込むことができます。
Q20: 電波干渉については考慮されていますか?
A20: パイプラインステージ干渉の有無の判定、干渉量の計算を行っています。パケットを受信中に他のパケットを受信すると、受信電力、干渉時間などを算出のうえ、ノイズ分として扱います。
Q21: ハンドオーバーの評価は可能ですか?
A21: はい、可能です。チャネル切り替わり時のパケット破棄率やトラフィック送受信量などを評価することができます。
Q22: 無線シミュレーションでは、減衰も考慮されますか?
A22: ノード間の直線距離を用い、パイプラインステージで計算します。