NetCrunch 13 の機能について

 質問:

Q1: この製品で何を監視できますか?
Q2: 監視対象機器のアイコンの色の変化について教えてください。
Q3: マップの機能について教えてください。
Q4: DHCP を利用した環境でも監視できますか?
Q5: マップ上のアイコンは任意に追加できますか?
Q6: トラフィックを監視し、閾値(しきい値)を超えた場合にアイコンの色は変化しますか?
Q7: マップを3次元で表示することは可能ですか?
Q8: ネットワークの物理的な結線情報マップを作成できますか?
Q9: 物理的セグメントマップの自動更新機能はありますか?
Q10: 監視対象機器の種別やタイプを自動で認識できますか?
Q11: リモートネットワークを監視できますか?
Q12: 監視対象をスキャンする際は、ネットワーク全体をスキャンできますか?
Q13: ネットワークサービスの監視では何が監視できますか?
Q14: ネットワークサービスの監視はどのように行っていますか?
Q15: Ping の応答時間をとることは可能ですか?
Q16: ルータやスイッチはインターフェイス毎の監視が可能ですか?
Q17: ルータのトラフィックを監視することは可能ですか?
Q18: ネットワーク機器で監視制限はありますか?
Q19: 監視を実施する際、監視対象機器に設定をする必要はありますか?
Q20: アラートのレベル分けを行うことはできますか?
Q21: 監視を止める事はできますか?
Q22: アラートの抑制機能はありますか?
Q23: Eメールでの通知は可能ですか?
Q24: Webブラウザからのアクセスはできますか?
Q25: Web ブラウザからアクセスを行う場合、セキュリティ権限を設定できますか?
Q26: レポートを自動作成する間隔の設定はできますか?
Q27: パフォーマンスカウンタの推移を見ることは可能ですか?
Q28: SNMP トラップを転送することは可能ですか?
Q29: トラップのタイプはRFC に準拠していますか?
Q30: NetCrunch の監視データをサードパーティ社製の外部データベースに保存することはできますか?
Q31: ルータやスイッチのコンフィグ情報を一括で取ってくるような機能はありますか?
Q32: 他の監視ツールからの移行ツールはありますか?
Q33: 検知したログを外部に出力することは可能ですか?
Q34: ネットワークを定期的にスキャンできますか?また、その間隔を設定できますか?
Q35: レポートをカスタマイズすることはできますか?
Q36: NetCrunch のレポートの出力形式を教えてください。
Q37: 冗長化されたデバイスについても監視できますか?
Q38: アラートのしきい値を自動的に設定する機能はありますか?
Q39: イベントログ、トレンドデータの保存期間を教えてください。
Q40: バックアップ機能はありますか?
Q441: バックアップには設定情報と収集データが含まれますか?
Q42: バックアップはNetCrunch がなければ利用できませんか?
Q43: 自動バックアップのファイルの保存場所を、ネットワーク上に存在する他の端末にすることはできますか?
Q44: 異常からの復旧時に通知することはできますか?
Q45: 受信したSyslog、SNMP トラップは、NetCrunch ではどのように確認できますか?
Q46: マップ上の線は、障害発生時に黄色や赤色に光りますか?
Q47: 個別のノードについて、SNMP のMIB 情報を見ることは可能ですか?
Q48: ベンダー独自のMIB でも追加で登録することは可能ですか?
Q49: 監視対象数が増減する際、その都度に設定を行う必要性はありますか?
Q50: NetCrunch の監視設定や収集したデータを、別のNetCrunch に移行することはできますか?
Q51: 成りすましなどによるIPアドレスの重複検出機能はありますか?
Q52: 不正なデバイス接続は、アラートを上げられますか?
Q53: テキストログの監視は可能ですか?
Q54: IPv6に対応していますか?
Q55: SNMPv3に対応していますか?
Q56: NetCrunch搭載サーバーから通信できないデバイスを監視することはできますか?
Q1: この製品で何を監視できますか?
A1: NetCrunch は以下のような監視機能を搭載しています。
  • ホスト、ネットワークサービスの死活監視
  • SNMP 対応機器のパフォーマンス監視
  • Syslog 監視/SNMP トラップ監視
  • Windows サービス監視
  • Windows イベントログ監視
  • Windows、Linux、Mac OS X、BSD、VMware などのパフォーマンス監視
  • トラフィックフロー監視
  • FTP、DNS、Web、SQL、WMI などの監視
  • テキストログの監視
  • REST API でのデータ受信による監視
  • IPカメラの監視
    など様々な監視機能がご利用いただけます。
(MSSQL、 MSExchange、MSIISといったWindows アプリケーション、Active Directory等これらの代表的な機能の他にも多くの機能を搭載しています。NetCrunchの監視機能についての更に詳しい情報はAdRem Software 社のWeb サイトにてご確認ください。)
Q2: 監視対象機器のアイコンの色の変化について教えてください。
A2: 監視対象の全ネットワークサービスがダウンした場合には、監視対象の機器がダウンしたものとみなし、アイコンが赤く表示されます。一部のネットワークサービスがダウンした場合には、警告状態としてアイコンが黄色に表示されます。
Q3: マップの機能について教えてください。
A3: 物理的な接続構成マップ、グラフィカルマップ、動的ノードビュー(フィルタリング)マップなど、多彩なマップ描画機能を搭載しています。 マップではアイコン、線、画像などのオブジェクトを自由に配置することができます。また、データウィジェットの機能により、マップ上にトラフィック使用率などのデータを表示することも可能です。
Q4: DHCP を利用した環境でも監視できますか?
A4: 可能です。監視方法としてIPアドレスまたはDNS 名を選択できます。IP アドレスが変更される可能性がある機器では、DNS 名を用いて監視できます。
Q5: マップ上のアイコンは任意に追加できますか?
A5: はい。画像ファイルを用意して頂ければアイコンを登録することができます。また、PNGであれば透過ファイルにも対応しております。
Q6: トラフィックを監視し、閾値(しきい値)を超えた場合にアイコンの色は変化しますか?
A6: デフォルトでは、しきい値違反時にノードのアイコンの色は変化しません。アラートアクションの「ノード問題リストの編集」を利用することや対象のイベントの重要度を変更することで、対応可能です。
Q7: マップを3次元で表示することは可能ですか?
A7: NetCrunch の機能としてはありません。背景画を立体的にする等の工夫が必要です。
Q8: ネットワークの物理的な結線情報マップを作成できますか?
A8: はい。SNMP対応のレイヤー2スイッチ等から情報を取得し、自動描画できます。 ただし、物理的セグメントマップの描画結果は情報を取得する監視対象機器に依存しますので、あらかじめ評価版にて確認することをお勧めします。
Q9: 物理的セグメントマップの自動更新機能はありますか?
A9: はい。デフォルトでは15分で更新されます。また、IP ネットワークのマップで新規に検出され、かつSNMP 情報を得られたノードは、自動的に物理的セグメントにも登録されます。
Q10: 監視対象機器の種別やタイプを自動で認識できますか?
A10: はい。Windows ドメイン、SNMP 情報を元に機器の種別やタイプを自動認識し、タイプ毎のアイコンと主要監視項目を自動設定します。手動で種別、タイプを設定することや、自動認識の追加定義、任意のアイコンの設定など多彩な機器・タイプ認識機能を搭載しています。
Q11: リモートネットワークを監視できますか?
A11: はい。個々の監視対象機器のIPアドレスが重複せず、NetCrunch 搭載サーバーと1対1でIP 通信ができる環境であれば可能です。また、NetCrunch 搭載サーバーから直接通信ができない遠隔地のデバイスであっても、監視プローブを利用して監視することが可能です。NetCrunch 搭載サーバーと遠隔地のデバイスの両方と通信が可能なWindows マシンをご用意いただき、監視プローブをインストールすることで、ネットワークサービスの死活監視やパフォーマンス監視などが可能になります。
Q12: 監視対象をスキャンする際は、ネットワーク全体をスキャンできますか?
A12: はい。指定したネットワークや隣接するネットワークに対してスキャンを行い、監視対象を検出できます。
Q13: ネットワークサービスの監視では何が監視できますか?
A13: TCP、UDP サービスの死活状態、可用性および応答時間を監視できます。HTTP、FTP、POP3、SMTP、DNS など、70種類以上の主要なネットワークサービスの監視機能を標準で搭載しています。また新たにネットワークサービス監視を作成いただくことも可能です。
Q14: ネットワークサービスの監視はどのように行っていますか?
A14: ポート番号とパケットの応答で監視しています。独自のサービスも、ポート番号とパケットの応答を定義することで監視可能です。
Q15: Ping の応答時間をとることは可能ですか?
A15: ラウンドトリップタイムを監視することが可能です。しきい値違反によりアラートを上げることも可能です。
Q16: ルータやスイッチはインターフェイス毎の監視が可能ですか?
A16: はい。インターフェース毎のIP アドレスから死活状態を監視することや、SNMP を利用してトラフィックの監視、SNMP トラップにてインターフェースの死活監視など行えます。
Q17: ルータのトラフィックを監視することは可能ですか?
A17: はい。SNMP にて監視対象が持つデータを収集できるので、この機能によりトラフィック監視が行えます。しきい値違反の監視やデータの出力、レポートの生成に利用が可能です。
Q18: ネットワーク機器で監視制限はありますか?
A18: SNMP (MIB) がある機器は、全て監視可能です。監視できる項目は機器の持つMIB 情報に依存します。
Q19: 監視を実施する際、監視対象機器に設定をする必要はありますか?
A19: Ping、SNMP などの監視に必要な通信の疎通性の確保が必要なため、監視対象機器や途中経路の機器に設定が必要な場合があります。
Q20: アラートのレベル分けを行うことはできますか?
A20: はい。危機、警告、軽度、情報の4段階が利用可能です。
Q21: 監視を止める事はできますか?
A21: はい。監視対象毎や監視対象全体に監視の無効をかけることが可能です。また、ある任意の時間を監視しないという設定も可能です。
Q22: アラートの抑制機能はありますか?
A22: はい。監視依存関係を結ぶことで、上位ノードがダウンした際、下位ノードからのアラートを抑制できます。また、SNMP トラップなどの監視では、一定期間に受信した同じメッセージをまとめる機能がございます。
Q23: Eメールでの通知は可能ですか?
A23: はい。複数の送信先の設定や、Eメールの本文、件名の変更も可能です。
Q24: Web ブラウザからのアクセスはできますか?
A24: はい。NetCrunch は独自のWebサーバーを搭載しており、マップ、パフォーマンス、レポート、イベントログなどの確認をWeb ブラウザから行えます。HTTPS プロトコルでのアクセスも可能です。
Q25: Web ブラウザからアクセスを行う場合、セキュリティ権限を設定できますか?
A25: はい。ユーザーに対して、操作可能な機能や閲覧制限を行うことができます。
Q26: レポートを自動作成する間隔の設定はできますか?
A26: 日・週・月の3パターンの設定が可能であり、その際にレポートを送信する宛先の設定も行えます。
Q27: パフォーマンスカウンタの推移や履歴を確認することは可能ですか?
A27: はい。直近の推移を表示するにはグラフィカルビューにグラフとして作成いただくことで、過去の推移や履歴についてはパフォーマンストレンド機能がご利用いただけます。
Q28: SNMP トラップを転送することは可能ですか?
A28: はい。NetCrunch 以外のサーバーに対してトラップを送信し、トラップを一元管理することも可能です。
Q29: SNMP トラップのタイプはRFC に準拠していますか?
A29: はい。RFC 準拠のTrapMIB を標準で装備しています。ベンダー独自のトラップも受信可能です。MIB コンパイラでコンパイルされているとトラップ変数の値によるフィルタリング受信が可能です。
Q30: NetCrunch の監視データをサードパーティ社製の外部データベースに保存することはできますか?
A30: パフォーマンス監視データである「トレンドデータ」は、NetCrunch 内のデータファイルに保存されます。保存先を外部に変更することはできません。保存されたデータをコマンドライン(CLI)操作によりテキストとしてエクスポートすることはできます。
Q31: ルータやスイッチのコンフィグ情報を一括で取ってくるような機能はありますか?
A31: はい。デバイスコンフィグセンサー監視機能でご利用いただけます。この機能をご利用いただくにはデバイスコンフィグライセンスが必要となります。エンタープライズライセンスには100デバイスまでご利用いただけるライセンスが含まれています。別途デバイスコンフィグライセンスを追加購入いただくことで対象を増やすことが可能です。
Q32: 他の監視ツールからの移行ツールはありますか?
A32: いいえ。移行ツールなどはありません。
Q33: 検知したログを外部に出力することは可能ですか?
A33: はい。コマンドライン(CLI)操作によりテキストとしてエクスポートすることができます。
Q34: ネットワークを定期的にスキャンできますか?また、その間隔を設定できますか?
A34: 新規ノードを検出するためのネットワーク再スキャンを、アトラス全体もしくはIP ネットワーク毎に設定することが可能です。再スキャンの間隔についても、「時間、日、週」単位で、設定することが可能です。ただし、指定範囲内の全IP アドレスに対してポーリングを行うため、負荷がかかることはご了承下さい。
Q35: レポートをカスタマイズすることはできますか?
A35: レポートはフォーマットが決められているため、レイアウトやデータの出力間隔の変更など、カスタマイズすることができません。任意のカウンタを選択してレポート出力する機能は搭載しております。
Q36: NetCrunch のレポートの出力形式を教えてください。
A36: レポートの出力はPDF 形式で行っております。
Q37: 冗長化されたデバイスについても監視できますか?
A37: 冗長化されたそれぞれのデバイスに対して、固有のIP アドレスでアクセスできる場合は可能です。
Q38: アラートのしきい値を自動的に設定する機能はありますか?
A38: はい。自動的に算出したベースラインからの数値の変化によって、アラートを発生させることが可能です。
Q39: イベントログ、トレンドデータの保存期間を教えてください。
A39: 初期設定では、イベントログの保存期間は30日間、トレンドデータの保存期間は60日間になっております。この保存期間は変更可能です。
Q40: バックアップ機能はありますか?
A40: はい。自動もしくは手動でバックアップを行うことが可能です。NetCrunch の自動バックアップは、デフォルトの設定では自動で毎日取得し、保存世代は3日です。
Q41: バックアップには設定情報と収集データが含まれますか?
A41: はい。収集データ(イベントログ、トレンドデータ、デバイス構成データベース、ノードタスク)については、バックアップに含めるか選択することもできます。
Q42: バックアップはNetCrunch がなければ利用できませんか?
A42: はい。NetCrunch で作成したバックアップは、NetCrunch でしか扱えません。
Q43: 自動バックアップのファイルの保存場所を、ネットワーク上に存在する他の端末にすることはできますか?
A43: バックアップの保存場所として指定できるのは、NetCrunch がインストールされているサーバ上のみとなります。同一サーバー上のドライブであれば任意の場所に変更指定いただけます。
Q44: 異常からの復旧時に通知することはできますか?
A44: はい。ノードのダウンやしきい値違反などからの復旧時に、メール通知などを実行するよう設定できます。
Q45: 受信したSyslog、SNMP トラップは、NetCrunch ではどのように確認できますか?
A45: Syslog、SNMP トラップはイベントとして扱っています。受信したSyslog、SNMP トラップは、イベントログ上で確認できます。
また、外部イベント画面でNetCurnchが受信したSyslog、SNMP トラップを確認いただけます。
※ 外部イベント画面では各メッセージとも直近に受信した最大1000まで確認可能です。
Q46: マップ上の線は、障害発生時に黄色や赤色に光りますか?
A46: [参照]を使用することでイベントやオブジェクトとの紐づけを行うことが可能です。
対象のイベントやオブジェクトの状態に合わせて、色の変化が可能です。
Q47: 個別のノードについて、SNMP のMIB 情報を見ることは可能ですか?
A47: はい。MIB ツリーから任意の情報を確認することや、ビューをカスタマイズして表示することも可能です。
Q48: ベンダー独自のMIB でも追加で登録することは可能ですか?
A48: はい。MIB コンパイル機能を有していますので、MIB ファイルがあれば追加することが可能です。また、一部のベンダーのプライベートMIB については、デフォルトでコンパイルされております。
Q49: 監視対象数が増減する際、その都度に設定を行う必要性はありますか?
A49: 監視対象がなくなった場合は、手動で監視対象を削除する必要があります。監視対象が増えた場合は、手動での追加ができる他、自動検出を有効にしておりますとマップに新たな監視対象が追加されます。
Q50: NetCrunch の監視設定や収集したデータを、別のNetCrunch に移行することはできますか?
A50: バックアップファイルを作成し、そのファイルを読み込ませることで、簡単に移行することができます。ただし、一部の設定はファイルに含まれていないため、手動にて再設定する必要がございます。
なお、アトラスを作成したNetCrunch と移行先のNetCrunch のライセンスが異なる種類の場合、利用できない場合がございます。例えば、エンタープライズライセンスで作成したアトラスは、スイートライセンスのNetCrunch には引き継がれない設定や情報がございます。
Q51: 成りすましなどによるIP アドレスの重複検出機能はありますか?
A51: 直接的な検出機能としては搭載しておりません。
Q52: 不正なデバイス接続は、アラートを上げられますか?
A52: 機能としては搭載しておりません。代替案として、定期的にネットワークのスキャンを行い、新規ノードを発見した際にアラートを上げることが可能です。
Q53: テキストログの監視は可能ですか?
A53: Windows、FTP、HTTP、SSH での接続を利用して、テキストログの監視が可能です。また、テキストログ監視エージェントのLOGettable (ロゲッタブル)と連携することで、Syslog を利用してテキストログの監視が可能です。LOGettable については、こちらをご参照ください。
Q54: IPv6に対応していますか?
A54: はい。IPv6アドレスでの監視が可能です。
Q55: SNMPv3に対応していますか?
A55: 対応しております。SNMPトラップについても対応しております。
Q56: NetCrunch 搭載サーバーから通信できないデバイスを監視することはできますか?
A56: 対象のデバイスと、NetCrunch 搭載サーバーの両方と通信が可能なWindows マシンをご用意いただき、監視プローブを利用することで監視可能です。