製品概要
PrOpNet（プロップネット）は、電波伝搬シミュレーションソフトのWinPropとネットワークシミュレーションソフトのOPNETを組み合わせることで、より詳細で正確なシミュレーションを可能とします。
連携について
WinPropとは
・Altair（アルテアエンジニアリング株式会社）が販売する電波伝搬シミュレーションツール
・地形データ、建物データ、材料データ等を考慮したシミュレーションが可能
・伝搬モデルとしてレイトレースをはじめとした数種類が目的別に用意され、正確性と実行時間を考慮したシミュレーションが可能
・詳細はこちら
OPNETとは
・Riverbed Technology（リバーベッド）が販売するネットワーク通信向けシミュレーションツール
・プロトコル開発/検証のための機能を提供
-豊富なモデルライブラリ
-階層的なモデル構造（トポロジ、プロトコルスタック、etc...）
・詳細はこちら
2つのソフトを掛け合わせると…
WinPropで取得したシミュレーション結果をOPNETのパイプラインステージに取り込み、建物、地形などにより電波の反射、透過などに由来する電波環境を正確に反映したネットワークシミュレーションを実施できます。 この連携により、実際にWiFi、WiMAX、LTEなどの基地局を設置する地域の特性を考慮したカバレッジ測定、無線基地局のキャパシティなどといった複合的で 複雑なネットワークシミュレーションが可能となります。
シミュレーションの流れ
①WinProp
・シミュレーションを実行
・シミュレーション結果を外部出力
②OPNET
・トポロジを作成
・シミュレーションを実行
・結果の取得
仕様
対応データ
【地図データ】
・DTED、DEM、HGT、ArcViewなど
【建物データ】
・MapInfo、ArcView、DXF、SHAPE、AutoCADなど
【伝播モデル】
・Hata-Okumura Model
・COST 231Walfisch-Ikegami Model
・Dominant Path Model
・3D Ray Tracing Model
【アンテナパターン（取り込み可能フォーマット）】
・*.msiフォーマット
・*.plnフォーマット
※その他多数対応（詳細はお問い合わせください）
ライセンス形態
・OPNET
-年間ライセンス
・WinProp
-長期ライセンス／年間ライセンス
サポート
・電話、メールでの日本語サポート
・OPNET/WinPropのバージョンアップ
サービス
・機能追加/カスタマイズ（OPNETのみ）
・シミュレーション代行
動作環境
・OPNET Modeler：16.0A PL6以上
・WinProp：11.06以上
・OS：Microsoft
-Windows 7 Professional
-Windows 10 Professional, Enterprise
-Windows 11 Professional, Enterprise
-Windows Server 2016
-Windows Server 2019
-Windows Server 2020
・CPU：Windows
-2GHz以上
・メモリ：2GB以上（8GB以上推奨）
・ディスプレイ：解像度 1024×768以上（1280×1024以上推奨）
・ハードディスク：5GB以上