NetCrunch 6 の機能について

 質問:

Q1: 一般的にこの製品で何を監視できるのですか?
Q2: 監視対象機器がダウンしたらどうなりますか?
Q3: ネットワークの構成マップを作成できますか?
Q4: 同じホスト名を持つノードが複数あった場合、NetCrunchではどのようにしてノードを検出しますか?
Q5: マップ表示は自動で行われるのですか?
Q6: 監視対象ノードの一覧情報を出力することは可能ですか?
Q7: マップの印刷は可能ですか?
Q8: マップ上のアイコンは任意に追加できますか?
Q9: トラフィック容量の閾値監視をしていた際、閾値を超えた場合、アイコンは光りますか?
Q10: マップを3次元で表示することは可能ですか?
Q11: 何階層のマップリンク構成が作れますか?また、下位層でノードダウンがあった際、上位層のMAPリンクアイコンは光りますか?
Q12: ネットワークの物理的な結線情報マップを作成できますか?
Q13: 物理的セグメントマップの自動更新機能はありますか?
Q14: 物理的セグメントマップを自由に編集することはできますか?
Q15: 監視対象機器の種別やタイプを自動で認識できますか?
Q16: リモートネットワークを監視できますか?
Q17: 監視対象をスキャンする際は、ネットワーク全体をスキャンできますか?
Q18: ネットワークサービスの監視では何が監視できますか?
Q19: ネットワークサービスの監視はどのように行っていますか?
Q20: Pingの応答時間をとることは可能ですか?
Q21: ルータやスイッチはインターフェイス毎の監視が可能ですか?
Q22: ルータのトラフィック監視を行うことは可能ですか?
Q23: ネットワーク機器で監視制限はありますか?
Q24: 監視を実施する際、監視対象機器に設定をする必要はありますか?
Q25: アラートのレベル分けを行うことはできますか?
Q26: 監視を止める事はできますか?
Q27: アラートの抑制機能はありますか?
Q28: Eメールでの通知は可能ですか?
Q29: Webブラウザからのアクセスはできますか?
Q30: Webブラウザからアクセスを行う場合、セキュリティ権限を設定できますか?
Q31: レポートを自動作成する間隔の設定はできますか?
Q32: パフォーマンスカウンタの推移を見ることは可能ですか?
Q33: SNMPトラップを転送することは可能ですか?
Q34: トラップのタイプはRFCに準拠していますか?
Q35: NetCrunchの監視データをサードパーティ社製のデータベースに保存することはできますか?
Q36: アドオンとして、複数のプラグインを持っていますか?
Q37: ルータやスイッチのコンフィグ情報を一括で取ってくるような機能はありますか?
Q38: 他監視ツールからの移行ツールはありますか?
Q39: Linux機器へログオンする場合、使用されるSSH は、1.0、2.0両方に対応していますか。
Q40: ネットワークスキャンできますか?また、その間隔を設定できますか?
Q41: レポートをカスタマイズすることはできますか?
Q42: NetCrunchのレポートの出力形式は何になるのでしょうか?編集可能な形式でしょうか?
Q43: アドオンツールはNetCrunchに搭載できますか?
Q44: 冗長化されたデバイスについても監視可能でしょうか。
Q45: アラートのしきい値を自動的に設定する機能はありますか?
Q46: データの保存期間を教えてください。
Q47: バックアップ機能はありますか?
Q48: バックアップには設定情報と収集データが含まれますか?
Q49: バックアップはNetCrunchがなければ利用できませんか?
Q50: 自動バックアップのファイルの保存場所を、ネットワーク上に存在する他の端末にすることはできますか?
Q51: ダウンしている機器が復旧したというイベントを発生することはできますか?
Q52: Syslogの内容はNetCrunchではどのように扱われるのですか?
Q53: マップ上の線は、障害発生時に黄色や赤色に光りますか?
Q54: 個別のノードについて、SNMPのMIB情報を見ることは可能ですか?
Q55: メーカ独自のMIBでも追加で登録することは可能ですか?
Q56: 監視対象数が増減する際、その都度に設定を行う必要性はありますか?
Q57: NetCrunchの監視設定や収集したデータを、別のNetCrunchに移行することはできますか?
Q58: 成りすましなどによるIPアドレスの重複検出機能はありますか?
Q59: 不正なデバイス接続は、アラートを上げられますか?
Q60: テキストログの監視は可能ですか?
Q61: IPv6に対応していますか?
Q62: SNMPv3に対応していますか?

 回答:

Q1: 一般的にこの製品で何を監視できるのですか?
A1: NetCrunchは以下のような監視機能を搭載しています。

  • ホストの死活状態、ネットワークサービスの状態監視

  • SNMP対応ネットワーク機器・サーバ機器のアプリケーション監視/パフォーマンス監視

  • Syslog監視/SNMPトラップ監視

  • Windowsサービス監視

  • Windowsイベントログ監視

  • Windowsシステム、NetWareシステム、Linuxシステム、MacOSXシステム、BSDシステムのパフォーマンス・カウンタを使用してのパフォーマンス監視

  • Windowsパフォーマンスカウンタを使用してのアプリケーション監視


(MSSQL、 MSExchange、MSIISといったWindowsアプリケーション、ActiveDirectory等これらの代表的な機能の他にも多くの機能を搭載しています。NetCrunchの監視機能についての更に詳しい情報はAdRem社のWebサイトにてご確認ください。)
Q2: 監視対象機器がダウンしたらどうなりますか?
A2: 監視対象の全ネットワークサービスがダウンした場合には、アイコンが赤く表示されます。一部ネットワークサービスがダウンした場合には、アイコンは黄色の表示となります。
Q3: ネットワークの構成マップを作成できますか?
A3: はい。IPアドレス(サブネット)単位のマップや、物理マップ、カスタマイズマップ、ダイナミック(フィルタリング)マップなど、多彩なマップ描画機能を搭載しています。マップではアイコン位置、線、画像などのオブジェクトを自由に配置することができます。
Q4: 同じホスト名を持つノードが複数あった場合、NetCrunchではどのようにしてノードを検出しますか?
A4: IPアドレスおよびDNS情報を見て、ノードを判断します。
Q5: マップ表示は自動で行われるのですか?
A5: SNMPのロケーション情報を参照し、自動でグループ分けを行います。また、配置の変更や図形、背景の挿入など、手動で設定をすることも可能です。
Q6: 監視対象ノードの一覧情報を出力することは可能ですか?
A6: はい。HTML、XML、CSV形式にて出力可能です。
Q7: マップの印刷は可能ですか?
A7: はい。ファイルをエクスポートし保存することも可能です。
Q8: マップ上のアイコンは任意に追加できますか?
A8: はい。画像ファイルを用意して頂ければアイコンを登録することができます。また、5段階のサイズを用意いただくことにより、画面の縮小・拡大時にも分かりやすくすることが可能です。また、PNGであれば透過ファイルにも対応しております。
Q9: トラフィック容量の閾値監視をしていた際、閾値を超えた場合、アイコンは光りますか?
A9: アイコンを黄色く光らせることが可能です。
Q10: マップを3次元で表示することは可能ですか?
A10: NetCrunchの機能としてはありません。背景画を立体的にする等の工夫が必要です。
Q11: 何階層のマップリンク構成が作れますか?また、下位層でノードダウンがあった際、上位層のMAPリンクアイコンは光りますか?
A11: 階層数に制限はありません。下位層のノードが警告状態(黄色アイコン)、又はダウン状態になると、最大10階層まで上位のMAPリンクアイコンが黄色く光ります。すべてのノードがダウン状態になった場合は赤く光ります。
Q12: ネットワークの物理的な結線情報マップを作成できますか?
A12: はい。SNMP対応のレイヤー2スイッチ等から情報を取得し、自動描画できます。 また上位バージョンのPremiumXEでは、CDP ( Cisco Discovery Protocol )、STP ( Spanning Tree Protocol )、SONMP( SynOptics Network Management Protocol )により、より詳細な描画が可能です。ただし、物理的セグメントマップの描画結果は情報を取得する監視対象機器に依存しますので、あらかじめ評価版によりご確認いただくことをお勧めします。
Q13: 物理的セグメントマップの自動更新機能はありますか?
A13: はい。デフォルトでは15分で更新されます。また、IPネットワークのマップで新規に検出され、かつSNMP情報を得られたノードは、自動的に物理的セグメントにも登録されます。
Q14: 物理的セグメントマップを自由に編集することはできますか?
A14: 背景の編集は可能ですが、L2スイッチのMIBデータを読んで自動でマップを描くため、基本的にマップを編集することはできません。
Q15: 監視対象機器の種別やタイプを自動で認識できますか?
A15: はい。Windowsドメイン、NovellディレクトリサービスやSNMP情報を元に機器の種別やタイプを自動認識し、タイプ毎のアイコンと主要監視項目を自動設定します。手動で種別、タイプを設定/変更することや、自動認識の追加定義、任意のアイコンの設定など多彩な機器・タイプ認識機能を搭載しています。
Q16: リモートネットワークを監視できますか?
A16: はい。個々の監視対象機器のIPアドレスが重複せず、NetCrunchサーバと1対1でIP通信ができる環境であれば可能です。この条件に合致すれば、NATなどでアドレス変換が行われている場合や、VPNなどをご利用の場合でもリモートネットワークを監視できます。
Q17: 監視対象をスキャンする際は、ネットワーク全体をスキャンできますか?
A17: はい。SNMP情報を参照可能であれば、他のN/Wを検知し、IPアドレスがたどりつける先のネットワークまでスキャンできます。
Q18: ネットワークサービスの監視では何が監視できますか?
A18: TCP、UDP、IPXサービスの死活状態、可用性及び応答時間を監視できます。HTTP、FTP、POP3、SMTP、DNSなど、65種類以上の主要なネットワークサービスの監視機能を標準で搭載しています。
Q19: ネットワークサービスの監視はどのように行っていますか?
A19: ポート番号と、パケットの応答で監視しています。独自のサービスも、ポート番号とパケットの応答を定義して頂ければ監視対象とすることが可能です。POP3、DNS、FTP、SMTP、HTTP、HTTPSについては、認証やファイルの存在等の拡張監視が可能になりました。
Q20: Pingの応答時間をとることは可能ですか?
A20: ラウンドトリップタイムの閾値を設定することによって監視することが可能で、閾値をこえればアラートを上げるなどアクションを起こすことも可能です。
Q21: ルータやスイッチはインターフェイス毎の監視が可能ですか?
A21: はい。ルータ、スイッチの監視機能としては、ポート毎にインターフェース状態を監視すること、またSNMPトラップをあげさせアラートとして通知することが可能です。
Q22: ルータのトラフィック監視を行うことは可能ですか?
A22: はい。任意のSNMP値の閾値監視やパフォーマンスビュー表示を行うことが可能です。この機能によりトラフィック監視を行って頂けます。またレポートにて表示することも可能です。
Q23: ネットワーク機器で監視制限はありますか?
A23: SNMP(MIB)がある機器は、全て監視可能です。監視できる項目は機器の持つMIB情報に依存します。
Q24: 監視を実施する際、監視対象機器に設定をする必要はありますか?
A24: Ping、SNMPなどの監視に必要な通信の疎通性の確保が必要なため、監視対象機器や途中経路の機器に設定が必要な場合があります。
Q25: アラートのレベル分けを行うことはできますか?
A25: はい。危機、警告、軽度、情報の4段階が利用可能です。
Q26: 監視を止める事はできますか?
A26: はい。監視対象ごとや監視対象全体に監視の無効をかけることが可能です。また、ある任意の時間を監視しないという設定も可能です。
Q27: アラートの抑制機能はありますか?
A27: はい。監視依存関係を結ぶことで、上位ノードがDOWNした際、下位ノードからのアラートを抑制できます。また、SNMPトラップなどの監視では、同じメッセージをまとめる機能がございます。
Q28: Eメールでの通知は可能ですか?
A28: はい。複数の送信先の設定や、Eメールの本文、件名の変更も可能です。
Q29: Webブラウザからのアクセスはできますか?
A29: はい。マップ、パフォーマンス、レポート、イベントログなどの確認をWebブラウザから行えます。NetCrunchは独自のWebサーバを搭載しており、HTTPSプロトコルでのアクセスも可能です。テスト用のサーバ証明書、ルート証明書がプログラムインストーラにより所定のフォルダに保存されています。お客様にご用意いただいた証明書を使用することができます。
Q30: Webブラウザからアクセスを行う場合、セキュリティ権限を設定できますか?
A30: はい。ユーザに対して、操作可能な機能や閲覧制限を行うことができます。
Q31: レポートを自動作成する間隔の設定はできますか?
A31: 日・週・月の3パターンの設定が可能であり、その際にレポートを送信する宛先の設定も行えます。
Q32: パフォーマンスカウンタの推移を見ることは可能ですか?
A32: はい。現在までの推移を表示するパフォーマンスビューと、過去の推移を表示するトレンドビューアがございます。
Q33: SNMPトラップを転送することは可能ですか?
A33: はい。NetCrunchよりも上位の監視装置に対してトラップを送信し、トラップを一元管理することも可能です。
Q34: トラップのタイプはRFCに準拠していますか?
A34: はい。RFC準拠のTrapMIBを標準で装備しています。ベンダ独自のトラップも受信可能です。MIBコンパイラでコンパイルされているとトラップ変数の値によるフィルタリング受信が可能です。
Q35: NetCrunchの監視データをサードパーティ社製のデータベースに保存することはできますか?
A35: はい。パフォーマンス監視データである「トレンドデータ」、NetCrunch上で記録されたイベント情報データである「イベントログ」は、内蔵のデータベース、データファイルに保存されます。保存先を外部に変更することはできませんが、一旦保存されたデータを選択して外部データベース(トレンドデータ)、およびCSV、XML、HTMLの各形式の外部ファイル(トレンドデータ、イベントログ)に出力することができます。トレンドデータについては NetCrunchV6Jの上位バージョンであるPremiumXEにおいて、外部DBへの自動トレンドエクスポート機能が搭載されています。
Q36: アドオンとして、複数のプラグインを持っていますか?
A36: いいえ。IBコンパイラ他、幾つかのプログラムがアドオンとして搭載されていますが、追加プラグイン機能はありません。しかし、コマンドラインベースの連携を使用した、外部プログラムのメニュー登録を行うことができます。たとえば、ノードアイコンの右クリックメニューからノードにSSH接続を行うといったことが可能です。
Q37: ルータやスイッチのコンフィグ情報を一括で取ってくるような機能はありますか?
A37: いいえ。標準では機能はありません。ただし、スクリプトを組み、NetCrunchの外部連携機能を用いることで実施は可能です。
Q38: 他監視ツールからの移行ツールはありますか?
A38: いいえ。ございません。
Q39: Linux機器へログオンする場合、使用されるSSH は、1.0、2.0両方に対応していますか。
A39: Linux機器へログオンする際に使用されるSSHは、1.0、2.0の両方に対応しております。しかし、認証方法は、IDとパスワードによる方法に限られておりますので、認証鍵を使用する認証を行うことはできません。
Q40: ネットワークスキャンできますか?また、その間隔を設定できますか?
A40: 新規ノードを検出するためのネットワーク再スキャンを、アトラス全体もしくはIPネットワークごとに設定することが可能です。再スキャンの間隔についても、「時間、日、週」単位で、設定することが可能です。ただし、指定範囲内の全IPアドレスに対して、ポーリングを行うため、負荷がかかることは、ご了承下さい。
Q41: レポートをカスタマイズすることはできますか?
A41: 定義済みレポートに関しては、フォーマットが決められているため、カスタマイズを行うことができません。しかし、任意のカウンタを選択し、レポート出力する機能が用意されております。この場合も任意のフォーマットを作成することはできません。
Q42: NetCrunchのレポートの出力形式は何になるのでしょうか?編集可能な形式でしょうか?
A42: レポートの出力はPDF形式で行っております。illustratorやAcrobatなど、PDFを編集可能なソフトウェアを使用することができます。
Q43: アドオンツールはNetCrunchに搭載できますか?
A43: コマンドラインベースで起動できるツールなら、個々のノードにメニューとして追加できます。コマンドライン引数としてノードのIPアドレスや固定文字などを指定することが出来ます。
Q44: 冗長化されたデバイスについても監視可能でしょうか。
A44: 冗長化されたそれぞれのデバイスに固有のIPでアクセスできる場合は可能です。
Q45: アラートのしきい値を自動的に設定する機能はありますか?
A45: 最長で過去60分間の平均値からの変化率によってしきい値を設定することが可能です。
Q46: データの保存期間を教えてください。
A46: 標準では、NetCrunchは60日間後にイベントおよびリモートアクセスログを削除します。この日数は変更可能であり、最大365日まで保持することが可能です。一方、トレンドはデフォルトで無期限でディスクに保存され、自動的に削除するにはオプションから設定を有効にする必要があります。最大で1100日まで保持可能です。
Q47: バックアップ機能はありますか?
A47: はい。自動もしくは手動でバックアップを行うことが可能です。自動バックアップは、標準でNetCrunchは毎日バックアップを自動取得し、保存世代は3日です。
Q48: バックアップには設定情報と収集データが含まれますか?
A48: 設定、レポートデータ、イベントデータが含まれます。しかし、コンパイルしたMIB定義情報やアイコンの情報などは含まれないため、手動で行う必要があります。
Q49: バックアップはNetCrunchがなければ利用できませんか?
A49: はい。NetCrunchで作成したバックアップは、NetCrunchでしか扱えません。
Q50: 自動バックアップのファイルの保存場所を、ネットワーク上に存在する他の端末にすることはできますか?
A50: いいえ。バックアップの保存場所として指定できるのは、NetCrunchがインストールされているサーバ上のみとなります。
Q51: ダウンしている機器が復旧したというイベントを発生することはできますか?
A51: はい。機器が復旧したというアラート設定を行なえばイベントを発生させることができます。
Q52: Syslogの内容はNetCrunchではどのように扱われるのですか?
A52: Necrunchイベントログとして扱われます。
Q53: マップ上の線は、障害発生時に黄色や赤色に光りますか?
A53: いいえ。マップ上の線は実際の結線ではありません。色の変更や線種の設定はできますが、障害時に色が変化する機能はありません。
Q54: 個別のノードについて、SNMPのMIB情報を見ることは可能ですか?
A54: 可能です。MIBツリーとして任意の情報を確認することも、ビュー作成や、カスタマイズも可能です。
Q55: メーカ独自のMIBでも追加で登録することは可能ですか?
A55: 可能です。MIBコンパイル機能を有していますので、メーカー独自のMIBファイルがあれば追加して確認することが可能です。
Q56: 監視対象数が増減する際、その都度に設定を行う必要性はありますか?
A56: 監視対象がなくなった場合は、お客様自身でマップ上のアイコンを削除する必要があります。また、監視対象が増えた場合は、自動検出を有効にしている場合はマップに新たな監視対象のアイコンが表示されます。また手動でも追加できます。アトラスやマップ等に監視ポリシー設定がある場合には、自動的に監視が開始されます。
Q57: NetCrunchの監視設定や収集したデータを、別のNetCrunchに移行することはできますか?
A57: はい。バックアップファイルを作成し、そのファイルを読み込ませることで、簡単に移行することができます。ただし、一部の設定はファイルに含まれておりません。これらの設定は別のNetCrunch上で再設定する必要があります。
Q58: 成りすましなどによるIPアドレスの重複検出機能はありますか?
A58: 直接的な検出機能としては搭載されていません。SNMP、Windows、Linux監視、或いは一部のネットワークサービス(POP3など)のための認証動作を利用し、認証失敗をもって他機器であることを検出することは可能です。
また、NetCrunchのパフォーマンスカウンタ監視機能を用いて機器固有の固定データを監視し、この値が変更された場合に検出するといった代替案は可能です。しかし、使用できる具体的なカウンタについては機器ごとに検討する必要があります。
Q59: 不正なデバイス接続は、アラートを上げられますか?
A59: 機能としては搭載されておりません。代替案として、リアルタイムではありませんが、新規ノード発見時にアラート可能です。また、IPの範囲指定も可能ですので、不正か否かの簡単な切り分けも可能です。
Q60: テキストログの監視は可能ですか?
A60: NetCrunchの機能としては搭載しておりませんが、テキストログ監視エージェントのLOGettable(ロゲッタブル)と連携することで、NetCrunchでのテキストログの監視を実現できます。LOGettableについては、こちらをご参照ください。
Q61: IPv6に対応していますか?
A61: バージョン6においては対応しておりません。 バージョン8以降での対応を予定しております。
(2012年7月現在)
Q62: SNMPv3に対応していますか?
A62: 認証や暗号化を用いて、MIB値を取得することは可能です。残念ながら、SNMPv3フォーマットのトラップを、NetCrunchで受信することができません。